血球貪食症候群の病態解明と治療法の確立

 血球貪食症候群(hemophagocytic syndrome:HPS)は、骨髄、肝臓、脾臓、リンパ節など網内系におけるマクロファージによる自己血球の貪食を特徴とし、発熱、血球減少、凝固異常、肝機能障害など多彩な臨床症状を呈することが知られております。

 1995年以来、私たちは、自己免疫現象または自己免疫疾患に起因して発症する血球貪食症候群を自己免疫関連血球貪食症候群(autoimmune-associated hemophagocytic syndrome:AAHS)と命名し、新たな疾患概念として提唱してきました。現在、本症候群の報告は増加しつつあり、トピックのひとつとなっております。

 現在、本疾患の病因と臨床病態の解明、診断と治療の確立へ向けて、日々研究を進めております。

 
 
好中球、赤血球、血小板を貪食する
マクロファージ
 

〔最近の論文〕
Kumakura S, Murakawa Y. Clinical Characteristics and Treatment Outcomes of
Autoimmune-Associated Hemophagocytic Syndrome in Adults. Arthritis &
Rheumatology 66; 2297-2307, 2014.

@2012 DEPARTMENT OF MEDICAL EDUCATION & RESEARCH
FACULTY OF MEDICINE SHIMANE UNIVERSITY