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2019アドバンス臨床実習感想

6年生アドバンス臨床実習感想

 

3週間大変お世話になりました。 多様なレクチャーをしていただいて、喘息・COPD・肺癌といったコモンな疾患やレントゲン・CT画像の読み方と病態との関連、酸素療法等、医師になった際に必須となる事柄についての理解を深めることができ、臨床現場に即した枠組みをある程度持つことができるようになったのではないかと感じております。 外来診療では、副鼻腔炎やCOPD、喘息、間質性肺炎、肺腫瘤影の精査の患者さんを問診・身体診察から検査、診断・治療まで、実際に自分たちで考えながら実践できたことは、大きな経験となりました。患者さん毎に、様々な背景があり、医学的なニーズの他にも、配慮すべきことはたくさんあり、個別に対応を柔軟に変えていくことは難しいなと感じました。今後、学んでいきたいと思います。 また、5年生と一緒に実習をする機会があり、教える・伝えることの難しさも感じました。知っていることを話すことは簡単かもしれませんが、根拠と説得力を持たせながら、相手に理解できるように伝える、かつ記憶に残るためには、どう話せばいいのだろうと漠然と考える機会がありました。これから卒業して、研修医になれても、まだまだ教えていただく立場ではありますが、後輩に教える機会も出てくるかと思いますので、いつもご指導していただいている先生方を見習いながら、頑張りたいと思います。 改めまして、ご指導いただきました、誠にありがとうございました。

アドバンスの3週間で大きく分けて1.国家試験対策2.外来の大変さを学べた。 さて、我々6回生の関心事は1にも2にも国家試験である。国家試験に通らねばなにも始まらないからだ。問題演習はもちろんだが、国試問題の傾向分析を行い問題を作るという時間があった。既存の問題をまず知ることはもっとも重要で、さらにプロから解説をいただくことで自学では知り得なかったことを教わることができた。また自ら問題を考えるコーナーでは思いの外苦戦した。医学は対、人であり、グレーな部分も多いからかして選択肢をなかなかはっきり作れないことに気がついた。しかも問題を作るにあたり対象疾患に詳しくなるのでみんながわかりそうなことを出してもな…なんて気持ちまで芽生えてくる。ひとりでは出来ないことなので大変よい経験となった。 2について、外来では主症状、既往歴、生活歴などを的確に聞かねばならない。さらに時系列にまとめカルテに書く作業がいる。今回医療面接担当とカルテ記述者がわかれていたからよかったものの一人でするとなると大変に違いない。経験を積むこと、適切なフィードバックをいただくことのどちらも重要と思うので是非とも指導のしっかりした病院で研修したい。拙い学生の医療面接、診察に同意を下さった患者様には改めてお礼申し上げます。 さらにこの実習中、スーパーローテートの意義について考えていた。医療においてやらねばならない治療・対応はもちろん学ばねばならないが、逆に「これはやってはならぬ」ということもある。ある科に入局して、どこかに対診を出すとしても万一余計な処置等していては受ける方は困ってしまう。スーパーローテート2年でその全部を学べるわけではなかろうが回って少しでも頭の片隅に置くことは今後のサブスペ人生に重要なのではと考えた。 最後に3週間みっちりご指導下さった長尾先生はじめ呼吸器内科の先生方大変お世話になりましてありがとうございました。

闘魂外来やその振り返り、自分の受け持ち患者さんについてのフィードバックなどかとても充実していて、教科書的な知識に加えて、患者さんをベースにして学べることができました。3週間ありがとうございました。

国試過去問演習やミニレクチャーは5年生には良いかもしれないのですが6年生にとっては(先生方も義務で渋々感を感じたりで)うーん自分で勉強したほうが…と思ってしまいました。が、長尾先生担当分は非常に勉強になりました。やはり実際に患者さんと「話す、見る、聴く、触る」からの「調べる、考える」は座学のそれとは比べ物にならないくらい強烈に記憶に残ると実感しました。その分、患者さんと長尾先生のご負担が増えるのでありがたさと申し訳無さの入り交じる複雑な気持ちです。また、5年生に向けてミニレクチャーをするコーナーでは、内容次第でうとうとする5年生も見受けられて、興味を持ってもらえるプレゼンは難しいよな…と、先生方の気苦労を理解しました。問題を分析する、作ってみるというコーナーも思いの外選択肢を作るのは難しい、結局これを正解/禁忌の選択肢にしてしまうよな…ということを知ることができて国試にむけて非常にためになる視点が得られました。さいごに、改めて、この3週間ご指導いただきありがとうございました。

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