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臨床実習病院体験記

 

医療法人橘井堂 津和野共存病院

 医療法人橘井堂 津和野共存病院

今月の地域医療・総合診療臨床実習見学記、9月の松江生協病院さんに引き続き、津和野共存病院さんに伺いました。明日はいつもの益田赤十字病院さんに伺う、ということで近くまでやってきたこのチャンスに、ようやく伺うことができました。

益田圏域においては医療機関再編成の最中だということですが、津和野共存病院さんは今後益田赤十字病院の後方病院として主に慢性期やリハビリが必要な患者さんといった、より「地域に近い」ところでの医療を担う役割を担当されるとのことです。

津和野共存

先週までの振り返りで伺ったところ、学生さんは救急外来や一般外来の見学や実践もさることながら、慢性期の患者さんを担当させていただき、多職種カンファレンスに参加したり、メディカルスタッフの皆さんのお話を伺ったりして、退院支援の一通りの流れを見せていただいたりして、大変学びの多い日々を送っておられるようでした。また訪問看護や訪問診療、訪問リハビリなどにも同行し、患者さんの住まい・生活を実際に見たり、さらに併設されている老健や特養といった施設における認知症患者さんの実際なども見せて頂いたり、本当に多くのことを学ばれていました。

本日私が伺った時は、まず病院食の検食(美味しいカレー)。

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それから先週症例検討であがった患者さんの実際の様子を病棟に上がって拝見したり、介護職員の方に詳しい話をお聴きしたり、またその話の流れで実際の老健施設の役割であったり特養との違いであったり、実際にそこで行われていることであったり、そういったことの聴き取りを自ら目的意識をもってされていました。

その後併設されている特養に実際に伺って、そこで行われていること、利用者さんがどんな風に過ごされているか、どんなことをなさっているかということを拝見したり、老健においての利用者さんの過ごされ方の違いであったりを実際に見させていただいていました。まさに百聞は一見に如かず、であります。

また、そこで職員の方にいろいろお話を伺い、看取りに関する諸問題であったり、介護職員さんや看護職員さんによってできることが違う、その各々の判断で利用者さんの具合が悪くなった時にどんな感じで対応されているか、などなどの実際の現場における諸問題を聴き取りをされていて、大変学びになったようです。

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その後は救急対応を見学されたりして過ごされ、最後は1日の振り返りカンファレンス(新入院患者さんや 入院中変化のあった患者さん、気になる患者さんなどの)があり、それに参加をされて1日の課程を終えられました。いずれも大学では学べない貴重な体験をさせていただいたと大変感謝しております。

学生さんは適切な環境を与えられ、適切な症例を見せていただいて、適切なお手本を見せていただければ、勝手に学びたいことを学び、主体的に動き出されるのだなということを今日の学生さんを見ていてつくづく思いました。

やはりこの地域実習地域医療総合診療実習はよくできた仕組みであるし、津和野共存病院さんの環境も大変学びの多いものであることだなあと思った次第です。

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今日半日でしたが、大変お世話になりました。院長の木谷先生には大変貴重なお話を賜り、また個人的な今後の示唆もいただいたり、本当に長々とお時間を取っていただきありがとうございました。他にも理事長の三輪先生、副院長の飯島先生、それに木田川先生や濱崎先生はじめ関係の先生方、本当にありがとうございました。またたまたま益田赤十字病院から地域医療の研修に来られていたY先生も会えて嬉しかったです。また本日ずっとご案内していただいた総務の藤原様、本当にお世話になりました。それにあちこち 尋ねさせていただいた時にお相手頂いた皆様方も、本当にありがとうございました。厚く御礼申し上げますとともに、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

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